不思議不思議。

2000年11月1日
台湾でジェット機が大破。死者70名。

私は、この新聞記事を見て、
「70人だけしか死ななかったんだ。小さな事故だったんだね、飛行機墜落にしちゃ」
と思ったのです。
そして、自分の思ったことに、怖くなった。
だって、1人だろうが70人だろうが、人が死んだのに!
なのに私は、何の感慨もなく、そんな事、考えてしまった。
私はそんな勝手な数字だけで人の死を考えている。
のうのうと私が生きる、日本の海を越えた向こうでは、人が惨劇にあって死んでいる。

なんだか、ヘン。
先輩のお葬式のときにも思った。
告別式から帰りながら、もしかして、自分の見ていないところで、先輩はまだ生きてるんじゃないのか?騙されてるんじゃないの?
でも、確かに亡くなったのだ。
それが事実なのだ。
誰が死んでも、私はただのうのうと生きているけれど。
誰が死んでも、世界は変わらない。でも、何か変わっている。何が変わっていくんだろう?

なんだか、変だ。

なんて書いておけばいいのか分からないけど、
とにかく、この「不思議」って思った、その違和感を、記録しておきたいと思います。

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