精神安定

2001年9月4日
腹が立って腹が立って、なにもかもどうしようもないときは、

私は電気を消して、蝋燭を点ける。

アロマキャンドルなんて、立派なものでなくていい。
まっくらだといいけど、昼間でも日当たりが悪い場所ならいい。
ただ、火をつけて、
その揺れる火を見るのだ。
それだけでいい。
小心者だし、良い子であろうとするので、火事には気をつける。
じっと、止まっているようで動いている火を見つめていると、不思議とその気の高ぶりが静まってく
る。
泣きたいのに泣けないときも、この火を見ていたら、きちんと泣けるようになるんじゃないかな?
炎は、なぜか私をふーっと素直にしてくれる。
じーっと見ていると頭が真っ白になってくる。
真っ白になったら、それは自分が落ち着いた証拠だ。
蝋燭の火をふぅっと吹くときには、もう嵐は過ぎている。
炎は、私の精神安定剤になるのだった。

偉大なる火也。

コメント