観劇日記『星の王子さま』
2003年8月14日 映画本当なら、こういうものを舞台化したものは、あまり観ようと思いません。
しかしながら、友達がチケットをくれるというので(!)行って来ました。
予想していたよりは、フランスの著作者代理人の気合いのせいか、よかったです。
テアトル・ミュージカル『星の王子さま』(2時間くらい?)
あらすじ省略。
とにかく、「原作のイメージや雰囲気を壊さないように!」ってのは厳命だったようです。
セリフもほとんど原作と同じ。
それでもあんまり不自然さがなかったので、よくできた脚本だったと思います。
+++++++++++
前半は、王子さまに出会ってから、点燈夫の星まで。
前半は、原作を知らないと、ちょっとストーリーわかりにくいと思う。
せっかく演劇なんだから、もっと「変な大人たち」を舞台らしくディフォルメした方が、原作ファンじゃない人もおもしろかったと思うけど・・・。
フランスの代理人が「ノン!」と言ったんだろうな。
舞台的な演出が効いててよかったのは、うぬぼれやだけかも知れない。ROLLYだから歌もうまかったしね。
++++++++++++
後半は、王子さまが地球にやってきてから。
もう王子さまが語っている場面だっていう状況把握ができたので、
後半からは格段にわかりやすくなりました。
原作だと「たいせつなものは目には見えない」のメッセージが、私は難しくて(小学生だったからってのもありますが)よくわからなかったですが、
こっちの舞台は、この主題が、押し付けがましくなく曖昧なところは曖昧なままに、わかりやすく伝わってきました。
それだけでも、私はよかった、と言いたいです。
原作でわからなかった、ヘビのストーリーに対する重要性とか、王子さまにつきあってる大人の「わたし」の気持ちとかね。
----------------
その他。
舞台装置がよかった!
幕が下りて大道具が入れ替わるとか背景が変わるとか全然ないのですが、
丸いスクリーンになったり演出になったりする装置や、滑り台みたいな滑走路みたいな装置が、
最初は現実的過ぎてやだな、と思ったのですが、これが話が進んでいくにつれて、とても効果的に『星の王子さま』の雰囲気になじむのです。
どちらもむきだしの骨組みだけで、
現実的でありながら、奇妙に幻想的になってくるあたり、ぴったりでした。
ミュージカルとしては、
うーん、イマイチ。
歌もダメな人はダメダメだし。
曲自体はそれほど悪くなかったんだけど・・・(友達はお気に入りでしたが)。
席が2列目で、あんまり近いので、役者さんの表情もよく見えたのですが、
王子さま役の宮崎あおい、表情よかったー。
喋り方とか王子さまの無邪気な感じは、私のイメージとは違ったけど、これはこれでよかったです。
役者さんで一番良かったのは、ROLLY!
一応は歌手なだけに、歌もうまかったし、歌い方もライブとかコンサートっぽくなくて。
意外にいいです。
舞台装置が気に入ったこともありますが、特に後半からは、演出がよかったです。
原作を読むのでなく、劇の王子さまを見てよかったと思ったのは、後半からでした。
ちょっとズレていて、
ちょっと非日常で、
本当は現実
みたいな。『星の王子さま』って、大人の童話として見直してたら、確かにこういうお話だと思う。
しかしながら、友達がチケットをくれるというので(!)行って来ました。
予想していたよりは、フランスの著作者代理人の気合いのせいか、よかったです。
テアトル・ミュージカル『星の王子さま』(2時間くらい?)
あらすじ省略。
とにかく、「原作のイメージや雰囲気を壊さないように!」ってのは厳命だったようです。
セリフもほとんど原作と同じ。
それでもあんまり不自然さがなかったので、よくできた脚本だったと思います。
+++++++++++
前半は、王子さまに出会ってから、点燈夫の星まで。
前半は、原作を知らないと、ちょっとストーリーわかりにくいと思う。
せっかく演劇なんだから、もっと「変な大人たち」を舞台らしくディフォルメした方が、原作ファンじゃない人もおもしろかったと思うけど・・・。
フランスの代理人が「ノン!」と言ったんだろうな。
舞台的な演出が効いててよかったのは、うぬぼれやだけかも知れない。ROLLYだから歌もうまかったしね。
++++++++++++
後半は、王子さまが地球にやってきてから。
もう王子さまが語っている場面だっていう状況把握ができたので、
後半からは格段にわかりやすくなりました。
原作だと「たいせつなものは目には見えない」のメッセージが、私は難しくて(小学生だったからってのもありますが)よくわからなかったですが、
こっちの舞台は、この主題が、押し付けがましくなく曖昧なところは曖昧なままに、わかりやすく伝わってきました。
それだけでも、私はよかった、と言いたいです。
原作でわからなかった、ヘビのストーリーに対する重要性とか、王子さまにつきあってる大人の「わたし」の気持ちとかね。
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その他。
舞台装置がよかった!
幕が下りて大道具が入れ替わるとか背景が変わるとか全然ないのですが、
丸いスクリーンになったり演出になったりする装置や、滑り台みたいな滑走路みたいな装置が、
最初は現実的過ぎてやだな、と思ったのですが、これが話が進んでいくにつれて、とても効果的に『星の王子さま』の雰囲気になじむのです。
どちらもむきだしの骨組みだけで、
現実的でありながら、奇妙に幻想的になってくるあたり、ぴったりでした。
ミュージカルとしては、
うーん、イマイチ。
歌もダメな人はダメダメだし。
曲自体はそれほど悪くなかったんだけど・・・(友達はお気に入りでしたが)。
席が2列目で、あんまり近いので、役者さんの表情もよく見えたのですが、
王子さま役の宮崎あおい、表情よかったー。
喋り方とか王子さまの無邪気な感じは、私のイメージとは違ったけど、これはこれでよかったです。
役者さんで一番良かったのは、ROLLY!
一応は歌手なだけに、歌もうまかったし、歌い方もライブとかコンサートっぽくなくて。
意外にいいです。
舞台装置が気に入ったこともありますが、特に後半からは、演出がよかったです。
原作を読むのでなく、劇の王子さまを見てよかったと思ったのは、後半からでした。
ちょっとズレていて、
ちょっと非日常で、
本当は現実
みたいな。『星の王子さま』って、大人の童話として見直してたら、確かにこういうお話だと思う。
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