映画館です。地元の小さな教室サイズの映画館で、今頃やってくれました!
空いてるといいなぁ・・・と思って見に行ったら・・・、誰も居なくて貸し切りだった(^^;
安くなってたわけでもないので、実はお得ではないのですが、でも、この映画に限っては、1700円が惜しくなかった!!
『解夏』(1時間54分/映画館)
小学校の先生をしている隆之(大沢たかお)は、ある朝悪夢に目覚め、起き上がろうとした途端、目に激痛を覚えてうずくまる。
旧友の眼科医は「ベーチェット病だ」と告げ、「失明する可能性が高い」と言う。
隆之は仕事を辞め、
婚約者の陽子(石田ゆり子)に別れを告げて、
故郷の長崎へ帰ってきた…
----------
非常に感動しました。
そんな陳腐な言葉しか出てこないのが悔しくもどかしいです。
ひとりで映画館貸し切りで、没頭できてよかった。
闘病記というより、人生の転機を乗り越えるお話で、
実際は光を失うのに、
なんだか光を得るような気がしました。
あらすじは悲しいお話のようですが、大沢たかおや石田ゆり子の表情や、全体の画面を通すと、ただ悲しいのではないのです。「悲しい」だとしても、絶対漢字は「哀しい」の方です。
あらすじはあちこちで知れていると思いますが、この感想は観ないとわからないと思います。
是非、観てください!
タイトルの解夏(げげ)とは、禅寺の雨期の修行明けの日のことだそうです。
やがて訪れる失明を、「『失明の恐怖』という行からの解放です」と言われて、
隆之は心穏やかに受け入れていく覚悟を決める。
それがとても「美しい日本の私」の気がしました。勝手な感想ですが(^^;
「目が見えなくなる前に最後に見たいもの」を見せてあげようと、隣で支える陽子が隆之より尚も痛々しくでも、強く、優しくて…。
心が洗われるというか、とにかく世界のあらゆるものが愛おしく美しく見えてくる映画でした。
素晴らしかったです。
映画館を出て。
道が平らで、長崎の坂のようでないのが、不思議な気分でした。無意識に、自分も一緒に坂を上っているつもりだったんでしょう。
そして、何もかもが美しく見えた。見えることが愛おしかった。どれも、目に焼き付けたいと思いました。そんな気分になる映画だったのです、本当に。
________________
心に残る一作度:10(満点!)
絶対、残ります。お気に入り映画ランキング追加!
空いてるといいなぁ・・・と思って見に行ったら・・・、誰も居なくて貸し切りだった(^^;
安くなってたわけでもないので、実はお得ではないのですが、でも、この映画に限っては、1700円が惜しくなかった!!
『解夏』(1時間54分/映画館)
小学校の先生をしている隆之(大沢たかお)は、ある朝悪夢に目覚め、起き上がろうとした途端、目に激痛を覚えてうずくまる。
旧友の眼科医は「ベーチェット病だ」と告げ、「失明する可能性が高い」と言う。
隆之は仕事を辞め、
婚約者の陽子(石田ゆり子)に別れを告げて、
故郷の長崎へ帰ってきた…
----------
非常に感動しました。
そんな陳腐な言葉しか出てこないのが悔しくもどかしいです。
ひとりで映画館貸し切りで、没頭できてよかった。
闘病記というより、人生の転機を乗り越えるお話で、
実際は光を失うのに、
なんだか光を得るような気がしました。
あらすじは悲しいお話のようですが、大沢たかおや石田ゆり子の表情や、全体の画面を通すと、ただ悲しいのではないのです。「悲しい」だとしても、絶対漢字は「哀しい」の方です。
あらすじはあちこちで知れていると思いますが、この感想は観ないとわからないと思います。
是非、観てください!
タイトルの解夏(げげ)とは、禅寺の雨期の修行明けの日のことだそうです。
やがて訪れる失明を、「『失明の恐怖』という行からの解放です」と言われて、
隆之は心穏やかに受け入れていく覚悟を決める。
それがとても「美しい日本の私」の気がしました。勝手な感想ですが(^^;
「目が見えなくなる前に最後に見たいもの」を見せてあげようと、隣で支える陽子が隆之より尚も痛々しくでも、強く、優しくて…。
心が洗われるというか、とにかく世界のあらゆるものが愛おしく美しく見えてくる映画でした。
素晴らしかったです。
映画館を出て。
道が平らで、長崎の坂のようでないのが、不思議な気分でした。無意識に、自分も一緒に坂を上っているつもりだったんでしょう。
そして、何もかもが美しく見えた。見えることが愛おしかった。どれも、目に焼き付けたいと思いました。そんな気分になる映画だったのです、本当に。
________________
心に残る一作度:10(満点!)
絶対、残ります。お気に入り映画ランキング追加!
コメント