(ちょっとうとうとしつつ)タシュケントから3時間ぐらいのところで、
急に、丘程度の平地だったのが、山になりました。
シリアからトルコに入ったときのような気分だった。
乾燥したあまり木のない山で、日本ではこういう状態の山はまず見られないだろうという色。

ほぼ予定時間通り、サマルカンドに到着。長いドライブだった・・・
途中(野)トイレ休憩を取って貰って、その時に少しドライバーさんとコミュニケーションを取るべく努力して、彼の名前と、少しロシア語の発音を教えてもらった

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到着したHotel SHERDORは、すごく綺麗!
旅行代理店にもらったHPのプリントアウトによれば、去年オープンしたばかりらしい。軽くお城みたいじゃないか・・・?
レセプションのお兄さん(年齢聞いたら年下だったけど)は、
英語がちゃんと通じる人で、よかったー。
なんだかこの人はちょっと仲良くなれそう。
ここで両替をお願いする。
1U.S.$=1050Cym(スム)で、
『地球の歩き方’05〜’06』の通りだった。

一気に100$両替してもらったら、どさっと札束が!めちゃくちゃお金持ちになった気分だ〜!
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昼食をSHERDORのすぐ側のチャイハナ(大衆食堂…というか大衆カフェ?)で、
よく読めない&おばちゃんが説明で言ってることもあまり理解できないメニューのため、
適当に「プロフ!」と注文。
ガイドブックの郷土料理のページで、プロフとラグマンなる料理が存在することだけは知っていたのでv

隣の席(私から思いっきり目が合う席)のお兄ちゃん(ていうかたぶん年下っぽいけどね(-.-;)たちが、私らに興味津々で、
「コンニチハ!」だの「イチ、ニ、サン」だの、
知る限りの日本語で、少しでもコミニュケートを取りたがっていた。
やや気まずいが、
このウズベク国民の人懐っこさは、あまり不快でなく、かつ親しみやすくて嬉しかったので、
にこやかに応じておいた。

ほんと、みんなそんなに警戒心がないんだよなぁ〜
不思議なくらい、気軽に話しかけてくる。
治安がいいせいだろうか。

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さて、観光は、
まずは王道の、ティムール像を目指して、ポイントを確認する。
『歩き方』に載っていた「町の歩き方」に従って、
レギスタン広場を目指してみる。

目の前に、ルハバット廟が見えたので、近づいてみる。
近づいてみると、向こうにタマネギ形の青い屋根が見えて
「たぶんあれがレギスタン広場だよね!」とポイントチェック。
そう見てみると、あんまりうまいこと地図を押さえられないけど、どう見ても、あれはガイドブックの写真の通りルハバット廟だ。

レギスタン広場に行きたくて行きたくてウズベキスタンへ旅立った友達なので、
彼女はあっちへいきたいらしいが、
私はとりあえず、近いルハバット廟をのぞいてみた。
そしたら、建物からお姉さん(?せいぜい30代くらい?)が出てきて、
「観光?こっちへおいで。ちょっと見るだけでいいから」
とか誘われる。
友達を呼んで、ついていってみた。

----< ルハバット廟 >------------
ルハバット廟は、廟なので「お墓」のはずなのだが、
今は、伝統工芸センターになっているそうで、
お姉さんがつれていった中庭には、
その手工芸品のお土産屋が商品ごとにたくさんあるのだった。
最初に入ったスザニ(刺繍)の店で、
あまりその気がなかったにもかかわらず、気がつけば本気モードで選び始めていた。
きれいなんだもーん。そんなにココはボらないってガイドに書いてあった気もする。

ベッドカバーにもなるサイズのが刺繍の大きさ細かさにもよるけど、25〜35ドルくらいで、
テーブルセンターくらいのやや小さいのが、15〜25ドル、
クッションカバーが10ドル前後と言われた。
もちろん少しディスカウントしてもらったが☆

最初に見たお土産屋さんなので(笑)、高いか安いかあまりよくわからないけど・・・実際、たぶんそんなにボられてはいなさそう。

その隣のお皿のお店でも、ちょこっとお土産ゲット。
あまり提示する元の価格が高くないので、本当にボッてない気がする。まだあまり観光地化が進んでいないおかげかもしれない。

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さて、気を取り直して(1時間くらいいたかもしれない)、
タマネギ形の屋根を目指す。
お姉さんによれば、あれは、グリ・アミール廟だそうな。
グリ・アミール廟の前で、1、2人の「シャフリサーブ行かない?」というタクシーの勧誘を受けたが、
実際絶対ムリなので、素通り。

そこに、
「ガイドはいりませんか」
と日本語が。少年に見える。すごく日本語上手。明らかに現地人なんだけど。
「いらなーい」と軽くいなして、
グリ・アミール廟内へ。

彼はついてきて、入り口のチケット売り場で、「2300スムです」とか勝手に通訳してくれたりする。

「日本語上手だねー」「そこの日本語センターで勉強してるの?」と聞くと、
「自分で勉強しました」と日本語練習帳みたいのを見せてくれる。

入り口すぐのところの通路は、お土産物屋さんがいて、あまりゆっくり見られない雰囲気である。
気がつくと彼はついてきて、「よかったら説明しますよ。フリーで」と言う。
木の精巧な彫刻の入った扉について、「これはオリジナルです」とか勝手に教えてくれる。

世間話くらいのつもりで、簡単に彼とお話していたら、気がつくとしっかり彼はガイドとして説明してくれていた。

廟内には、
ティムールと、その二人の先生、
一人の息子(確かv)と二人の孫が眠っているそうな。
本当に遺体が安置されているのは地下で、
こうして見ることができるのは、言ってみればvisiting roomなんだそうな。
綺麗な色が、あまり修復の手が入っていなさそうのに、きちんと残っているのがすごい。
イスラムの特徴を踏まえて、アラビア語を幾何学模様にした装飾が続いている。(少しアラビア語がわかると言ったら、すごく珍しがられたv)
青と、少しの赤が美しい。
大理石と翡翠、金などでできているそうな。
ティムールは、シャフリサーブという町出身で、そこに葬られたかったそうだが、
結局、「大いなる英雄」はやはり首都に眠ることになった。


「よかったら、サマルカンドを案内します。日本語の勉強にもなるから」と言う彼に、
お願いすることにした。本当にフリーかどうかはわからないけど、いい子なので、
彼の日本語の勉強の助けになれば、くらいの気持ちで。

彼のおかげで、サマルカンドは相当いろいろと聞くことができた。

(まだ続く)

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