『フィッシュストーリー』(映画館/邦画/112分)
オフィシャルHP http://fishstory-movie.jp/

2012年。
空には巨大な火の玉―彗星。
彗星の地球衝突まであと5時間。
絶望に覆われた無人になった町を電動車椅子の男が進む。
男は1件のレコード屋が営業しているのを見つける。

2009年。
一人の女子高生が、修学旅行の船の中で眠り続けて降り過ごし、一人で泣いている。
彼女を慰めようと「笑える話があるんです」と船のコックが話しかけてきた。
「僕は、正義の味方になりたかったんです―」

1982年。
気の弱い大学生が、二人の仲間に脅されるようにして車で合コンへ向かっている。
曰くつきの曲を続々かける仲間が、「これ、すごいよ」と取り出したカセットテープ。
空白の1分半に、聞こえる人には女の悲鳴が聞こえるという。

1975年。
フォーク全盛の時代。「パンク」という言葉がまだなかった頃、
ロックバンド「逆鱗(ゲキリン)」は、
自分が信じるパンクをやっていていい曲だと思っていたけれど、
売れないバンドは終わりが近いことを感じていた・・・

一見関係のない4つの時代のできごとが、
偶然なのか必然なのか絡まりあって、世界は救われる―

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あらすじです。

あらすじだけで面白そうな感じがする。
あらすじだけで、「ありがち」な感じがする。

でも、よかったです。

観られてよかった。

原作の伊坂幸太郎が好きで、原作を読んだことはないけど、
観られるんならみておきたい、と思ってレディースデーにでかけました。

観れてよかった!

1500円なら出してもいいと思う。

ぶっちゃけると、あらすじの4つがどう繋がって2012年の地球を救うのか、
そういう話なんですが、
「ええー?」と笑えて希望を貰えるラストです。

ホントに世の中、自分が知らないだけで、こういう偶然のような必然のような出来事ってあるかもしれない。

森山未来くん、かっこよかったです。

逆鱗の4人はそれぞれイイんですが、伊藤敦史は、あんまりパンクロッカーぽくなかったです・・・。
ボーカルの高良健吾て、本職が歌手なのかと思ったくらい上手かった!でも初めて歌ったんだそうで、ビックリ!ハスキーなシャウト?がよかったです。

レコード店の店長の大森さんがいいです。

いい映画です。
ひとりかふたりで、こっそり、ほっこり観たい映画。

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